改善を図る

新型うつの治療に光あり

新型うつは非定型うつ病のことで、うつ病と異なる病気です。うつ病はどんなときでもふさぎ込んだり、何もできなくなってしまったりしますが、新型うつは自分にとって嫌なことなどに直面したときに強くうつ状態が現れるものです。他人には理解されにくいですが、新型うつに苦しむ人にはとてもつらい症状です。 新型うつは嫌な記憶のフラッシュバックを繰り返すことにより、過度なストレスがかかり続けることが原因で症状が出てしまうと言われています。新型うつにはうつ病の薬はほとんど効きませんが、このフラッシュバックの繰り返しが心的外傷後ストレス障害(PTSD)に類似していることから、PTSD用の薬で治療することで、症状が改善することがわかってきました。

投薬治療で改善できる

今まで新型うつには効果的な薬剤および治療方法がなく、精神科医の中でも個人の脆弱性だ、カウンセリングでセルフケアをしていくしかない、といった見解もありました。しかし、PTSD用の薬で嫌な記憶を脳内で活性化させないようにすることで、劇的に改善することができることから、きちんとした疾患としての説明もできるようになり、周りの人の理解も進めることができます。 好きなことはできるのに、嫌いなことはできない、嫌いなことを何度も思い出してはつらくなる、自分はうつ病であるような気がするという人は、まずは精神科か心療内科を受診してみること、新型うつもしくは非定型うつ病と診断されたら、PTSD用の薬で治療できないかどうか、医師に相談してみるとよいでしょう。