共通点

新型うつと従来型うつの共通点

近年、若い世代を中心に新型うつが増えてきていると言われています。厳密には、新型うつというのは正式な病名ではありません。精神医学的にもきちんとした定義はなく、一般的な通称です。従来型のうつ病を親和型うつ病、新型のうつ病を非定型うつ病と呼びますが、新型うつは、非定型うつ病の俗称なのです。 従来型のうつと新型うつに共通している症状としては、意欲の低下、不眠や過眠、朝起きられないなどの睡眠障害、体が鉛のように感じる強い疲労感、集中力や思考力の低下、感情の鈍麻、自殺願望などが挙げられます。 このような症状が2週間以上続くような場合、うつ病の可能性があります。一度専門機関を受診し、専門医の診断を受ける必要があります。

行動パターンと性格の特徴

新型うつに特徴的なのは、患者の多くが20〜30代の若者層ということです。都市部を中心に広がっていると言われています。仕事や学校、人間関係で行き詰まった時に発症することが多く、状況を限定してうつ状態を呈します。例えば、会社はひどい疲労感やだるさで仕事ができないのに、帰宅後や休日は通常通り活動できるという状態です。このため周囲からは、わがままや気まぐれで仕事をさぼっているように思われがちです。 また、患者本人にも、うつになった原因を会社や上司など周囲のせいにするという傾向がみられます。 しかし、患者本人は決して嘘をついているわけではなく、症状が出ている時は本当に苦しい思いをしているのです。ストレス耐性が低く、小さなストレスでも症状が出てしまうのです。 また、パーソナリティー障害や適応障害が新型うつの背景に存在する場合もあります。いずれにしても専門医のもとでの適切な治療が望まれます。